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ROTATOR CONTROLLER 

 アマチュア無線の指向性アンテナは、マストをローテータに取り付けて回転させ向きを変えることができます。これを操作するコントローラは、模型用の小さな直流モーターの回転軸と可変抵抗の軸をリンクで結び、向きを電圧の変化で得て制御するものです。

 このいわばローテクな機器を電子制御に置き換える回路をKuwaさんが開発されました。左の黒い筐体が、Kuwaさんが頒布なさっている基板をdarum@が装置として製作したものです。

 このコントローラはPCからUSBで制御するものですが、さらにそれを無線でリモコン操作するのが本作品です。右にある白いものが操作機で、左の黒いほうが制御機です。機能から言えば前者が送信機後者が受信機となりますが、両者は相互に送受信して通信しています。

 制御機をコントローラに接続し、操作機の左右ボタンを押すとそれがコントローラに伝わってローテータを左右に振ります。

 特徴的なマッチ棒アンテナでわかるように、このリモコン装置の心臓部はTOCOSのTWE-Lite DIPです。これを制御する回路は、inara1さんに相談して描いていただきました。

 

 リモコンが届くのは家屋内のコントローラから十数メートルの屋内外ですが、アンテナの設置や調整作業時にタワー下で現場を見ながら操作できるのが便利です。と言っても、そう頻繁に使うものではありません。実用したのは製作後一度だけです。

 

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