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SEALED DEVICE 1/3
ほとんど多くの電子機器には、入出力のコネクタや電池入れ替えの蓋など外部への開口部があります。それを一切持たず密封されたままで動作するものを作ってみることにしました。
具体的に何をする物なのかは二の次です。センサー入力とLED出力なら密封した中での動作が考えられますが、LEDを点灯するにはソーラーなどの自家発電では無理があり電源供給不要というわけには行かなそうです。そこで、「置くだけ充電」で物理的な接続を断つことにしました。
「水も漏らさぬ」という言葉があるように水没させても問題ないことを密封として、「入浴カウンター」を考えました。「肩まで浸かって100数えるんだぞー」の機能です。
回路はinara1さんに設計していただきました。湯船に浮かべて、温度センサーを2個、湯の外と中の温度を測定し差が閾値を越えたらONとします。差を見るので湯だけでなく水風呂でも使えます。
ONでカウントがスタートしLED点灯で経過時間を示します。
置くだけ充電には、千石で扱っているワイヤレス充電モジュールを使いました。これを使ってニッケル水素電池を充電します。
回路全体を樹脂に封入します。紫外線で硬化するものや2液エポキシのものが工芸用レジンとして使われていますが、エポキシは40℃超えると柔らかくなってしまう点で却下、UV硬化レジンはUVのLEDの光が届かないと硬化しないので厚い造形には使えないことから、不飽和ポリエステル樹脂を使いました。
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