top of page

THERMOMETER  1/3

 真空管の時代の数字表示デバイスで「ニキシー管」というものがあります。とうに製造は終了し、旧ソ連製の物のストックが流通しているのみです。その一連の製品の中に細長いチューブ形の特殊なネオン管が有り、これもニキシー管と呼ばれることがありますが、ニキシー (Nixie) という名称の由来は、"Numeric Indicator eXperimental"ですから、数字表示をしないこの品をニキシー管と呼ぶのは正しくないようです。

 さて、この特殊なネオン管「IN-9」を手に入れ、何かを作ってみようと思い立ちました。

 「IN-9」は、2本のリード線が付いていて、そこに流す電流を変化させることで発光する長さを制御することができます。

 棒状温度計を製作することにしました。回路設計はinara1さんです。

 IN-9は発光部の長さが約9cm、それを包むガラス管は径1cm全長13cmほどです。温度センサはLM35を使います。IN-9はネオン管ですから、それを発光させるには120V程度の高電圧が必要です。DC-DCコンバータNJM2360と高耐圧のn-MOS FETTK8A25DAを使ってDC12V電源から生成します。

bottom of page